ルワンダ渡航情報~アライバルビザ・招待状・予防接種は必要?~

タケダノリヒロ( @NoReHero)【更新 2018/06/22】

このページでは、ルワンダに渡航する際に「何が必要なの?」と不安になりがちなビザ、インビテーションレター、予防接種などについて説明します。

このページの要約

  • ビザはアライバルビザでOK。事前手続きは不要
  • インビテーションレターはオンライン申請時のみ必要
  • 予防接種は必須のものはなし。A型・B型肝炎は推奨(18年5月からは黄熱病も不要になりました)

ルワンダ・ビザ情報

18年1月から30日間アライバルビザが取得可能に

事前の手続きが不要でルワンダの空港で取得できる「アライバルビザ」が2018年1月から利用可能になりました(これまでアライバルビザが取得可能な国は限られていましたが、制度変更により日本を含むすべての国籍の人が可能になりました)。有効期間は30日

ルワンダ移民局の文書にはこのように書いてあります。

30 days visa upon arrival – Citizens of all countries to get visa upon arrival without prior application, starting 01 January 2018.

引用:the communiqué on new visa regime | Rwanda Directorate General of Immigration and Emigration

(拙訳)到着時に取得可能な30日ビザ – 2018年1月1日より、事前申請なしに到着時にすべての国の市民がビザを取得することが可能です。

私自身はまだ制度変更後に渡航していませんが、駐日ルワンダ大使館にも電話で確認済ですし、知人の情報いわく「30USD払えば入国できた」そうなので、パスポートとお金(30ドル)さえ持っていれば入国は可能です。

その他の方法

「でも、ほんとにアライバルビザだけで大丈夫なの?」と不安に思う方は、以下の方法もあります。

オンライン申請

ルワンダの電子行政サービス「IREMBO」から、オンラインでビザを申請することが可能です。5タイプありますが、ルワンダだけ旅行する方は「Entry Visa」を、東アフリカ(ケニア、ルワンダ、ウガンダ)をまわる方は「East Africa Tourist Visa」を申請しましょう。

  • Entry Visa ……一般旅行者向け。30日間有効。30USドル。発行所要日数3日間。
  • East Africa Tourist Visa……ケニア、ウガンダにも行くならこれ。90日間有効。100USドル。発行所要日数3日間。
  • Conference Visa……会議参加者向け。30日間有効。30USドル。発行所要日数3日間。
  • Transit Visa……乗り換え専用。72時間有効。30USドル。発行所要日数3日間。
  • E-payment of an Arrival Visa……アライバルビザの事前支払いができるEペイメント。ただし使える国は、オーストラリア、ドイツ、イスラエル、ニュージーランド、南アフリカ、スウェーデン、イギリス、アメリカのみ。

「IREMBO」でビザをオンライン申請する

駐日ルワンダ大使館で申請

ビザは駐日ルワンダ大使館でも申請可能です。以下、大使館のサイトには英語の説明しかなかったのですが、書いてあった情報を日本語でまとめました。

  • 開館時間……9:30 a.m. – 4:30 p.m.
  • 開館曜日……月曜~金曜
  • ビザの申請と受け取りが可能
  • 代理申請または郵送での申請も可能
  • 郵便での申請については発給に4日間必要
  • ビザの種類……Tourism、Business、Conference、EAST AFRICA TOURIST VISA

参考: 駐日ルワンダ大使館 INFORMATION ON VISA APPLICATION

駐日ルワンダ大使館では、「IREMBO」(オンライン行政サービス)にはない「ビジネスビザ」を申請可能です。

ルワンダ移民局の情報によると、ビジネスビザは50USドルで90日間有効。3か月以上の長期滞在を考えている方は、アライバルビザやEntryビザだと30日間しかないためビジネスビザで入国して、その後「滞在査証(許可)」に切り替えると良さそうですね(後述)。

駐日ルワンダ大使館を訪れた人からは「アクセスが悪い」「ただの民家」といった話をよく聞くので、直接行くのはなかなか大変かもしれません。

上に掲載した情報も変わっている恐れがあるので、心配な方は直接大使館にお問い合わせください。

【駐日ルワンダ大使館・コンタクト】

住所 :〒158-0081 東京都世田谷区深沢1丁目17−17
電話:03-5752-4255, 03-3703-0342

参考:駐日ルワンダ大使館アクセス

長期滞在者は警察証明書が必要

盲点になりそうなポイントはここ!長期滞在者は「警察証明書」と「学位・資格証明」、「パスポートサイズの写真」の提出が必要なのです。

一般旅券及び公用旅券所持者がルワンダに入国後,就労や就学(調査・研究)等を目的として査証を滞在査証(許可)に切り替えるに際,申請時にルワンダ移民局(Rwanda Directorate General of Immigration and Emigration)から犯罪歴の有無を証明する警察証明書(Police Clearance,日本の場合は警察庁が発行)及び英文(もしくは仏文)の学位・資格証明(原本)の提出が求められます。両証明書は日本で忘れずに取得してきて下さい。また、パスポートサイズの写真(背景白)も必要となります。

引用:在ルワンダ日本国大使館

仮にビジネスビザで入国したとすると期限は90日。仕事や勉強目的でそれ以上の期間ルワンダに滞在する場合、ビザを「滞在査証」に切り替える必要があります。そのときに「警察証明書」と「学位・資格証明書」と「パスポートサイズの写真」が必要になるんですね。

【ルワンダ長期滞在申請に必要なもの】

  • *警察証明書……地方警察本部で申請・取得可能。取得には1~2か月かかることもあるのでお早めに。
  • *学位・資格証明書……英文または仏文。コピーではなく原本で。
  • パスポートサイズの写真……ルワンダでも取得可能ですが、日本で撮影した方が楽かも。

*日本出国前に準備が必要なもの

お忘れなく!

ビザまとめ

  • 30日以内の滞在→ ルワンダの空港でアライバルビザを申請
  • 30日以内でも事前に取得したい→ オンラインか駐日ルワンダ大使館で申請
  • 90日のビザを取得したい→ 駐日ルワンダ大使館で「ビジネスビザ」を申請
  • 90日以上の滞在になる場合→ ルワンダでビジネスビザから滞在査証に切り替え

インビテーションレターはオンライン申請のみ必要

ネットなどでちらほら目にする「ルワンダに入るには『インビテーションレター』が必要」といううわさ。

駐日ルワンダ大使館に問い合わせたところ、「インビテーションレターが必要になるのは、オンライン申請の場合のみ」で、「アライバルビザであれば、お金以外は特に必要ない」とのこと。

ただし、駐日ルワンダ大使館でビジネスビザを申請する場合は、「所属会社からの推薦状(レコメンデーションレター)が必要になる」と教えていただきました。私はルワンダに自分の会社をつくるつもりなのですが、そんな人がビジネスビザを取る場合はどうすればいいのやら……(忙しそうでそこまで聞けなかった)。体験談を追って追記します!

予防接種は必須のものはなし。A型・B型肝炎は推奨

【更新 2018/06/06】

以前は入国時に「黄熱ワクチン接種証明書(イエローカード)」の提示が必要とされていましたが、2018年5月に外務省のルワンダ情報が以下のように変更されました。

  • 黄熱に感染する危険のある国から来る,1歳以上の渡航者は黄熱予防接種証明書が要求されています(黄熱に感染する危険のある国の空港を経由する渡航の場合,その国に入国しなければ不要)。
  • 黄熱に感染する危険のある国ではないので,黄熱の予防接種は推奨されていません

引用元:ルワンダ | 外務省

日本は黄熱に感染する危険のある国ではないので、予防接種は推奨されていません。仮に入国時にイエローカードの提示を求められても、「日本から直接来たから大丈夫」と冷静にはっきりと伝えてください。

黄熱病の予防接種をした証明となるイエローカード

【外務省基準の予防接種】

  • 必須
    • なし
  • 推奨
    • 大人→ A型肝炎,B型肝炎,(生活環境次第では,腸チフスおよび狂犬病)
    • 小人→ DPT (ジフテリア/百日咳/破傷風の3種混合),MMR(麻疹=はしか/流行性耳下腺炎=おたふく風邪/風疹),ポリオ,BCG,A型肝炎,B型肝炎,Hib(インフルエンザ菌b型),水痘など

参考:ルワンダ | 外務省

かかりやすい病気

A型肝炎

  • 感染経路:糞便から排泄されたウイルスが人の手を介して、水や氷、野菜や果物、魚介類を経て口に入ることで感染。性交渉でも感染あり。
  • 症状:2~7週間の潜伏期間の後、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐。数日後には黄疸があらわれる。
  • 治療:特になし。安静にして抗体ができるのをまつ。
  • 予防接種:2~4週間の間隔で2回。8,000円/回(代官山パークサイドクリニックの例)
  • 予防:生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性がある。ミネラルウォーターや一度沸騰させた水、加熱調理してあるものを選ぶ。カットフルーツでは、洗った水が汚染されていることがあるので、食べるならば自分の手で剥く果物の方が安全。

参考:FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|A型肝炎 

B型肝炎

  • 感染経路:患者との性行為や、ウイルスに汚染された医療器具の使用により感染
  • 症状:感染して90~150日の症状のない期間があった後、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐、腹痛、黄疸がおこる。皮膚発疹や関節の痛みが生じることも。大人での死亡率は1%くらい。
  • 治療:急性のB型肝炎に対しては、症状を和らげるための治療あり。慢性化した場合には、抗ウイルス剤による治療を実施。
  • 予防接種:2~3回(2回目は4週間後、3回目は5ヶ月~1年後)。7,000円/回(代官山パークサイドクリニックの例)
  • 予防:不特定の人との性交渉は避ける。コンドームを正しく使用する。医療器具が汚染されていることがあるので、安心できる医療機関を確認しておく。不衛生な場所での皮膚穿孔(耳ピアス、入れ墨や鍼など)を避ける。

参考:FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|B型肝炎

腸チフス

  • 感染経路:感染したヒトの便や尿に汚染された水、氷、食べものを取ることによって経口感染
  • 症状:感染して1~3週間は症状がなく、その後、高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹、便秘などの症状があらわれる。熱が高い割に脈が遅いのが特徴。重大な症状として、腸から出血したり、腸に穴が開いたりすることがある。
  • 治療:効果のある抗生物質を長期間服用
  • 予防接種:1回の接種で約3年間の免疫持続(代官山パークサイドクリニックの例。料金は問い合わせ)
  • 予防:水道水、氷は飲まない。例え一流ホテルであってもリスクあり。ミネラルウォーターなどを飲む。生野菜、カットフルーツは原則食べない。 野菜、魚介類などは加熱したものを食べる。屋台など衛生状態が悪い場所での飲食はなるべく避ける。

参考:FORTH|お役立ち情報|感染症についての情報|腸チフス、パラチフス

マラリア

ルワンダでもっともかかりやすい病気がマラリアです。高熱、激しい頭痛、倦怠感などを伴う病気で、治療が遅れれば死に至る可能性もあります。

日本ではまったく馴染みのない病気ですが、ルワンダでは一般的な病気なので、仮にかかったとしても現地で十分に治療可能です(ただし早期治療は絶対!)

予防薬にはメファキン「ヒサミツ」錠 275®(メフロキン塩酸塩錠)や、マラロン配合錠®(アトバコン・プログアニル塩酸塩配合錠)がありますが、医師の処方が必要で高額(らしい)ので、一般の旅行者が購入するのはハードルが高いかもしれません。

また、マラリア予防薬は体質によっては副作用(吐き気、頭痛、悪夢!)が強く出るため、飲まずに行動や服装から予防している現地在住者も多いです。

【マラリア予防のコツ】

  • 夕暮れ~明け方には蚊に刺されないようにする!
    • マラリアを媒介するのは蚊のなかでも「ハマダラカ」のみ。ハマダラカが活動するのは夕暮れから明け方です。その間は長袖・長ズボンで、できるだけ蚊に刺されないようにしましょう。「刺されないこと」最善の予防策!
  • 虫よけスプレー・ローションを活用
  • 就寝時には必ず蚊帳を使う

参考:厚生労働省検疫所

狂犬病

もうひとつ特に注意が必要な病気が狂犬病。発症するとほぼ100%死に至る恐ろしい病気です。

イヌだけではなく、ネコやウサギ、コウモリなど、その他の哺乳動物にも注意が必要。咬まれたり、傷口、目や口の粘膜をなめられたりすることで感染します。動物は前足をなめるので、ウイルスの付いたツメで引っかかれても感染を考えなくてはなりません。

10日間経ってもその動物が健康であれば、ウイルスを持っていないことになるので大丈夫なのですが、それでももし噛まれたり引っかかれたりしたら怖いですよね。

もしもの時のために、対策を知っておきましょう。

【哺乳動物に噛まれたら】

  • できるだけ早く病院を受診
  • 応急処置
    • 傷口を石鹸と水(できれば流水)でよく洗い、消毒液で消毒
    • 粘膜から感染する可能性があるので、決して傷口を口で吸いださない
  • 症状が発現したら治療法はなし。それまでに医師の指示に従ってワクチン接種を複数回受ける(国や地域によって回数は異なる。日本では6回)

ばっちり対策をして、安全・安心なルワンダ渡航を!

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