国民的歌手の啓発ソングも!?最新ルワンダポップス10選【2017】

ルワンダに住んでます、J-POP大好きマン、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

日本のみなさんはアフリカの音楽、ましてルワンダの音楽となるとどんなものなのかイメージなんて沸かないですよね。

そんなルワンダ音楽が夜も気になって眠れないあなたのために、最新のオシャルワンダ曲を10曲厳選して紹介します。

国民的アーティストが歌う国の啓発ソングなどもあっておもしろいです。

ルワンダの音楽ジャンル

ルワンダでよく耳にするのはヒップホップやレゲエがほとんど、たまにR&Bがあるくらい。

ぼくはポップとかロックも好きなんですが、ロックバンドは一切見たことがありません。

なので今回の選曲はR&B多めになってます。

mbabarira by Pliscilla

“mbabarira”は「ごめんなさい」って意味です。響きが可愛いので、言われたらついつい許しちゃいます。ンババリラ。

FERRARI by TOM CLOSE

トム・クルーズじゃなくて、トム・クロースです。惜しい(closeだけに)。

そんなトム・クロースですが、ルワンダの国民的音楽コンテスト”Guma Guma Super Star(PGGSS)”の初代チャンピオン(2011年)で実はすごい人なんです。

ルワンダのアーティストはやたらとMVに高級車を使ってドヤ顔をしたがるんですが、この曲はもはやタイトルがフェラーリ。

Ntawamusimbura by Meddy

プロデューサーとしても有名なMeddy

オープニングからただならぬ雰囲気で始まり、ただならぬ雰囲気で終わります。

元カノに対して「あいつはお金は持ってるけど、心はないぜ。あいつにおれの代わりはできないぜ」と砂漠や燃え盛る炎の中で歌うオモシロ曲です。

Malaika by Yvan Buravan

この曲はとても人気で、街中やバスのなかなど至る所で耳にします。

“Malaika”はスワヒリ語で「天使」という意味。

ルワンダの公用語はルワンダ語・英語・フランス語ですが、スワヒリ語を話せる人や習っている人も多く、スワヒリ語を公用語にしようとする動きも出てきています。

arakunda by King James

ルワンダR&B界の重鎮(たぶん)でぼくのお気に入りアーティスト、キング・ジェームズの新曲。

キング・ジェームズはPGGSSの二代目チャンピオン(2012年)。

ピアノでしっとり癒やされます。

「arankunda」は”She/He likes me”って意味。

Ni wowe by King James

もう一曲キング・ジェームズから。

“Ni wowe”は”It’s you”って意味かな。

しっとり系のラブソングです。

Uragiye by Yverry

“Uragiye”は”You have gone”かな。雰囲気的に失恋の曲っぽいです。

ルワンダ人はシャイで素直でやさしい人が多いから、失恋したらガチでへこみそう。

Ku ndunduro by Social Mula

“I will love you until (I ~)” の「(~)」の部分が”ku ndunduro”に当たるんですが、どういう意味なんだろ。

いい曲ですね。

IMBARAGA Z’IMINSI 1000

これはKINA Musicというレーベルに所属するアーティストがユニセフとつくった啓発ソングです。

歌っているのはKnowless、Makanyaga、 Riderman、 Aline gahongayire 、 Tom Closeといずれも国民的アーティスト。

Knowlessは5代目(2015)、Ridermanは3代目(2013)のPGGSSチャンピオンです。

“Imbaraga z’iminsi 1000″は直訳すると「1000日のパワー」で、内容的には「この国の発展はあなたの家から始まります。未来の国を担う子どもたちを育てるには長い年月(1000日)をかけて準備しましょう」みたいな歌です。

RidermanとかTom Closeみたいないかにもヤンチャそうな人たちが、こんな真面目な歌を歌ってるのがルワンダのかわいいところですね。

MITUWELI

こちらもKina musicのアーティストが歌っている啓発ソング。

“Mituweli”は、登録しておけば安価で医療を受けられる国民保険のようなものです。

提供しているのはRSSB(Rwanda Social Security Board)。

このように人気歌手がこぞって国の啓発ビデオに登場するのは、日本ではあまり見られないことですよね。

まだまだ基本的な生活や医療を受けられる環境にない家庭が多いことの表れかもしれません。

でも政府がお固い感じで呼びかけるよりも、アーティストがこうやって楽しく歌ってくれる方が国民としては受け入れやすいですよね。

以上、2017ルワンダ最新音楽事情でした!

タケダノリヒロ(@NoReHero

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