タケダノリヒロ( @NoReHero)ルワンダノオト編集長, 青年海外協力隊

ルワンダへの渡航をお考えですか?そうなると心配なことのひとつが「言語」ですよね。

この記事では、青年海外協力隊として現地に2年間住んだ私が「ルワンダでは何語が使えるのか?英語はどの程度通じるのか?」「1週間旅行するなら、どんな単語やフレーズを知っておくべきか?」といった疑問にお答えします。

ここで紹介されている表現をマスターすれば、あなたのルワンダ滞在が3倍楽しくなることをお約束します。ルワンダ語のあいさつ、数字、時間、買い物、交通、レストランで使える表現をまとめました。

それでは、いっしょにルワンダの言葉について学んでいきましょう!

ルワンダの公用語はルワンダ語・英語・フランス語・スワヒリ語

具体的なルワンダ語をご紹介する前に、まずはルワンダで使われている言語についての概要から(単語やフレーズを知りたい方は次の見出しまでスキップしてください)。

ルワンダには、なんと公用語が4つもあります。ルワンダ語(キニヤルワンダ)、フランス語、英語、そしてスワヒリ語です。

まずルワンダ出身であれば確実に話せるルワンダ語。「なぜかルワンダ語が通じないな」と思ったら、近隣国から来ている方(ウガンダ、コンゴなど)である可能性も稀にあります。

それから、フランス語を話せる人も多いです。

「外国人ならフランス語が分かるだろう」と勘違いされて、こちらがルワンダ語で話しかけているのに、わざわざフランス語で返事をされることもあります(困る)。

ルワンダはもともとベルギーの植民地であったため(1916~1961年)、フランス語による教育(フランコフォン Francophone 教育)がおこなわれていたんですね。

ところが、ルワンダ政府は2009年にすべての教育機関で使用する言語をフランス語から英語に切り替えたのです(アングロフォン Anglophone 教育)。これにより、若い世代は英語がしゃべれて、30~40代からは英語よりもフランス語が得意、といういびつな構造が出来上がりました。

私もルワンダに来る前は「いきなり英語教育に切り替わって、みんなが英語を使えるようになるなんてすごい国だな」と思っていました。

しかし、そう簡単にはいきませんね。ルワンダでは英語を満足に使える人は驚くほど少ないです。とは言え、旅行者の方が接する現地の人々(キガリやその他観光地のホテルやお店の方々)は英語を話せる人が多いのでご安心ください。

ただ、タクシーの運転手や市場のおばちゃんは英語が通じないこともよくあります(特に地方)。なので、最低限のルワンダ語を覚えておいたほうがストレスなく滞在できるはずです。

もちろん「現地の方々と密にコミュニケーションを取りたい!」という方は、簡単なフレーズだけでもルワンダ語を覚えておいたほうがまちがいなく良いです。ルワンダの方々は外国人がルワンダ語を話すと、簡単な表現でもものすごく喜んでくれますからね。

ルワンダ語でやり取りをすると「株」が上がって、思わぬサービスをしてもらえることも。

ちなみにスワヒリ語は2017年から公用語に追加されました。東アフリカ共同体の共通言語であるため、近隣国との関係性を強化するという思惑があるようです。

ルワンダ語 ~あいさつ編~

日本語 英語 ルワンダ語 備考
こんにちは Hello Muraho(ムラホ) 初対面や久しぶりに会ったときに使います。朝昼晩関係なく使えます。
元気? How are you? Amakuru?(アマクル) 「How are you?」のバリエーションは他にもたくさんありますが、これがもっともポピュラーです。
元気です I’m fine Ni meza (ニメーザ)
おはよう Good morning Mwaramutse(ムワラムツェ)
こんにちは Good afternoon Mwiriwe(ムウィリウェ)
おやすみ Good night Ijoro rwiza(イジョロ ルヴィーザ)
さよなら Good bye Murabeho (ムラベホ) しばらく会わないときに使います
さよなら Good bye Mwirirwe (ミリルグウェ) 一般的には午前11時以降に使います(理由は謎)
名前は? What’s your name? Witwa nde? (ウィトゥワ ンデ)
○○です。 My name is ○○ Nitwa ○○(ニトゥワ○○)
ありがとう Thank you Murakoze(ムラコゼ)
ごめんなさい I’m sorry Mbabarira(ンババリラ)
はい Yes Yego(イェゴ)
いいえ No Oya(オヤ)

ルワンダ語 ~数字編~

日本語 ルワンダ語
1 Rimwe(リムウェ)
2 Kabiri(カビリ)
3 Gatatu(ガタトゥ)
4 Kane(カネ)
5 Gatanu(ガターヌ)
6 Gatandatu(ガタンダトゥ)
7 Karindwi(カリンドゥイ)
8 Umunani(ウムナーニ)
9 Cyenda(チェンダ)
10 Cumi(チュミ)

数字は一見簡単そうですが、ややこしいのがセットになる名詞によって数え方が変わること。

短期滞在の場合は上記を覚えておくだけで十分です。

たとえば、「水=Amazi」の場合ーー

  • Nshaka amazi amwe. (私は水が1欲しいです。)
  • Nshaka amazi abiri. (私は水が2欲しいです。)
  • Nshaka amazi atatu. (私は水が3欲しいです。)
  • Nshaka amazi umunani. (私は水が8つ欲しいです。)

となり、1~7の場合は「数字の頭」が「名詞の頭」と同じ音になるのです(8以上は変わりません)。

日本語 ルワンダ語
20 makumyabiri(マクミャビリ)
30 mirongwitatu(ミロングゥイタトゥ)
40 mirongwine(ミロングウィネ)
50 mirongwitanu(ミロングウィターヌ)
60 mirongwitandatu(ミロングウィタンダトゥ)
70 mirongwirindwi(ミロングウィリンドウィ)
80 mirongo munani(ミロンゴムナーニ)
90 mirongo cyenda(ミロンゴチェンダ)

 

日本語 ルワンダ語
100 ijana(イジャナ) 
200 maganabiri(マガナビリ) 
300 maganatatu(マガナタトゥ)
400 maganane(マガナネ)
500 maganatanu(マガナターヌ)
600 maganatandatu(マガナタンダトゥ)
700 maganarindwi(マガナリンドウィ)
800 maganinani(マガニナーニ)
900 maganacyenda(マガナチェンダ)

 

日本語 ルワンダ語
1,000 igihumbi(イギフンビ)
2,000 ibihumbi bibiri(イビフンビ ビビリ)
3,000 ibihumbi bitatu(イビフンビ ビタトゥ)
4,000 ibihumbi bine(イビフンビ ビネ)
5,000 ibihumbi bitanu(イビフンビ ビターヌ)
6,000 ibihumbi bitandatu(イビフンビ ビタンダトゥ)
7,000 ibihumbi birindwi(イビフンビ ビリンドウィ)
8,000 ibihumbi munani(イビフンビ ムナーニ)
9,000 ibihumbi cyenda(イビフンビ チェンダ)
10,000 ibihumbi cumi(イビフンビ チュミ)

ルワンダ語~時間編~

さらにややこしいのが、時間の表現。

ルワンダ語の時間表現

勘の良い方はお気づきかもしれませんが、「-biri」「-tatu」などさきほどの数字表現が一部使われています。

ただし、2を表す「-biri(saa mbiri)」は8時、3を表す「-tatu(saa tatu)」は9時を表しているんです。……と言っても意味不明ですよね。

要は数字表現と実際の時刻が6時間ずつずれているんです(スワヒリ語でも同じように表現されます)が、上の図の通り覚えれば間違いありません。

こうなっている理由は、個人的な仮説ですが、会社などの始業時間が7時のところが多いため「7時=1時間目」「8時=2時間目」という具合になっているのではないかと思っています(国民の大半である農家はもっと早くから仕事をしていますが……)。

日本語 ルワンダ語
朝に/の mugitondo(ムギトンド)
昼に/の nimugoroba(ニムゴロバ)
夜に/の nijoro(ニジョロ)

ルワンダ語 ~買い物編~

日本語 ルワンダ語 備考
いくら? N’angahe?(ナンガヘ)
高い! Ni menshi!(ニメンシ)
安い! Ni make(ニマチェ) ルワンダ語では「k」の発音が「ch」の音になります。
値下げして! Gabanya!(ガバニャ)
~が欲しいです Nshaka~(ンシャカ)
これ買います Ndabigura(ンダビグラ)
おつりをください Garurira(ガルリラ)

値下げ交渉をするときに便利な表現ですが、ルワンダでは「ぼったくり」と言うほど値段をふっかけられることはあまりありません

なので途上国だからと言って無理に値下げして、お店の方に嫌な思いをさせないように気をつけましょう。

私はルワンダに来た直後「外国人だからぼったくられないようにしないと……!」と、がんばって値段交渉したこともありましたが、いま思えばあれは適正価格でした。あのときのおばちゃん、ンババリラ(ごめんなさい)。

ルワンダ語 ~交通編~

日本語 ルワンダ語
~に行きます Ngiye~(ンジエ)
降ります Ndasigara(ンダシガラ)
止まって! Hagarara(ハガララ)
行きましょう Tugende(トゥジェンデ)
ゆっくり Buhoro buhoro(ブホロブホロ)

バスを降りるときはコインなどで窓ガラスを「コンコン」と叩くのが、ルワンダ流の降りる合図です(降車ボタンはありません)。

タクシーではムダにスピードを出す運転手も多いので「ブホロブホロ(ゆっくり)」と言って、安全に走ってもらいましょう。

以前私がめちゃくちゃ飛ばすおじいちゃんのタクシーに乗ったときに、「ブホロブホロ」と言ったら、ニヤニヤしながら「なんだ?こわいのか?」と言われたためブチ切れそうになりました(と言うかキレてた)w

言っても直らないときは事故らないように祈りましょう。

ルワンダ語 ~レストラン編~

日本語 ルワンダ語 備考
お水が欲しいです Nshaka amazi.
お皿が欲しいです Nshaka isahane (複: amasahane).
グラスが欲しいです Nshaka ikirahure (複: ibirahure).
美味しいです Biraryoshye.(ビラリョーシェ)
すみません(呼びかけ)! Umva(ウンヴァ)!
お会計 Facture(ファクティール) フランス語です。

人を呼ぶときに「ツー」と息を吐く(舌打ちの逆&長いバージョン)ルワンダ人も多いです。

ルワンダ人がお店の人を「ツー」と呼ぶ場面もよく見られますが、現地の方でも不快に感じる人がいるので「Umva(ウンヴァ=Listen!)」と呼びかけたほうが無難です。

以上、ルワンダ語のあいさつ、数字、時間、買い物、交通、レストランで使える表現をまとめました。

現地を訪れたら、積極的に使ってみましょう!

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