【執筆:2016/02/19 更新:2017/11/06】

ルワンダの首都キガリにある虐殺記念館(Kigali Genocide Memorial)に行ってきました。そこで感じたことや、これから訪れる方のためにアクセス情報などを書いておきます。

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「ルワンダ=虐殺」のイメージとのギャップ

まだ青年海外協力隊に応募することすら考えていなかった数年前、映画『ホテルルワンダ』を観て初めてルワンダのことを知って、あまりの悲惨さに衝撃を受けたことを覚えています。

ネットで「ルワンダ」と検索すると、検索結果には「虐殺」や「ジェノサイド」といった言葉が並びます。日本語だけでなく、”rwanda”と検索しても、やはり”genocide”という言葉が出て来ます。

しかし世間的な「ルワンダ=虐殺」というイメージとは裏腹に、いざ現地に来てみるとその影響を感じることはほとんどありません。

大虐殺が起きたのは1994年で、まだ20数年しか経っていないので、毎日顔を合わせているホストマザーや、語学を教えてくれている先生、JICAの現地スタッフの方々もこの出来事を経験しているはずです。

しかし虐殺やフツ族、ツチ族などの民族、出身地について語ることはタブーとされているため、日常の会話や生活からこれらのことを意識させられることはほとんどありません。

その反面、この出来事をもっと知りたいと思っても彼らに聞くことは出来ないため、当時の様子を映像や写真、文章、遺品、骨などから知ることの出来るこの記念館には大きな意味があると思います。

違う民族だというだけで以前まで交流のあった隣人に殺されてしまった人、HIVを意図的に感染させるためレイプされてしまった女性、夫が違う民族のため自らの手で子どもを殺さなければならなかった母親。

そんな悲惨な出来事があった20年後の世界を、ルワンダの人たちは平和に静かに暮らしています。

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祈念館内に展示されていた写真 Photo: Maki Miura

チルドレンズ・ルーム

記念館の展示の最後に、『チルドレンズ・ルーム』という部屋がありました。

明るすぎるほどのオレンジ色に塗られた部屋には、犠牲になってしまった子どもたちの写真や、好きだった食べ物、好きだった遊び、仲の良かった人、死因などが一人ずつ書いてあります。

最後に見た光景は、親が殺される姿だと書いてある子どももいました。

その頃亡くなった子どもたちは、生きていればぼくらと同じぐらいの年齢だったはずです。

生きたくても生きられなかった彼らの分も一生懸命生きよう、などと言うつもりはありません。ただ、そうやって亡くなっていった方々もいるということを覚えておこうと思います。

料金・アクセス情報

・入場料:無料

・写真料金:20USDまたは15,000RWF
→館内で撮影する場合は、事前の支払いが必要。館外は撮影自由。

・所要時間:約2時間
→入場して最初の10分間は、小部屋で映像が流されます。その後の進むペースは自由。説明をじっくり読んだら2時間ほどかかりました。

・使用言語:ルワンダ語、フランス語、英語
→スタッフの方々は流暢な英語をしゃべっていました。展示物の説明もすべて3カ国語が使用されています。

・アクセス:中心街(ムムジ)からは少し離れているので、モト(バイク)かタクシーの利用が無難です。バスの場合、ムムジやキミロンコ方面からは、ニャブゴゴ行のバスに乗ってください。最寄りのバス停からは歩いて15分くらいです(※最寄りのバス停の名称は不明なので、付近の人に尋ねるなどしてください)。

ルワンダの人々を理解しようと思ったら、避けては通れない場所だと思います。

キガリにお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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