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ルワンダ人との金銭トラブル解決!異文化交流は前提を疑え

time 2016/10/27

最近やっとマンゴーとパパイヤの区別がつくようになりました、タケダノリヒロ(@NoReHero)です

ルワンダで青年海外協力隊として活動しています

前回の記事でお伝えしたルワンダ人との金銭トラブル、解決しました

結構真剣に付き合い方を悩み、もやもやと嫌な気持ちにもなりましたが、きちんと話して分かり合うことが出来たので超スッキリ!

異文化交流をするうえで大事なのは、「前提を疑うこと」

人と人とのコミュニケーションにおいて重要なことを学ばせてもらいました

お金ちょうだい問題

このブログを読んでルワンダを訪れた方向けに、ぼくの任地ムシャセクターでの「ホームステイ体験」をコーディネートしています

問題があったのは、ゲスト受け入れが3回目となるホストファミリーとのお金のやりとりについて

1回目のホームステイでは、事前に交渉してゲストからホストに直接お金を渡してもらいました

しかし2回目のステイの前に、ホストマザー&ブラザーと話し合ったときのこと

主にルワンダ語での会話だったのでよく分からないところもありましたが、

「食事をいっぱい用意したから、この前はお金が足りなかった

「そんなに無理して豪華な食事出さなくてもいいんだけど…じゃあゲストからもらうお金を増やす?」

ゲストは家族としてもてなしたいから、お金は取りたくない。ノリもこの家族の一員だから、一緒に買物に行って準備してほしい」

「ぼくがお金を払うってこと?」

「そうじゃないよ」

と言っていたような気がしましたが、結局2回目、3回目は、買物に一緒に行ってぼくがお金を払うことにーー

3回目のゲストからはその分のお金を直接もらい、2回目のゲストは前回のブログを読んで「こんど払うよ!」と言ってくれました。遠回しに請求したみたいになってごめんwこんど飲み行ったとき何か奢って!

その後もホストマザーに「炭を買わなきゃいけないから」とか「お米を買わなきゃいけないから」とかちょこちょこお金を要求され、「お金たくさん渡したじゃん!もう全部使ったの?」と怒ってしまいました

ホームステイ自体は最後まで楽しく終えたものの、若干モヤモヤの残る結果にーー

なぜ嫌な気持ちになったか

ところがまた新たにムシャでホームステイをしたいという連絡を他の方から頂いたので、この家族を改めて訪問

いつも通り笑顔で迎えてくれ、ちょっと話すだけだったのに、お茶や食事まで出してくれました

それで新たなゲストの話をして、前回なぜぼくが「お金をちょうだい」と言われて嫌な気持ちになったかを説明しました

いつも美味しいご飯をたくさん作ってくれるし、ゲストも毎回暖かく迎えてくれる。すごく感謝してるし、この家族のことはとても好きだよ

ただ、日本では人にモノやお金をねだるのは良くない行為なんだ、だから嫌な気持ちになったんだよ

ゲストはちゃんと迎えたいけど、お金が足りないってことも分かったから、これからもお金は払うよ、怒ってごめんね。と

なぜお金が必要か

そしたらホストマザーは、「実は娘から怒られたのよ」と話してくれました

ぼくが前回ホストマザーにお金を要求されて怒ったのを見ていた娘が、「何にお金を使ってるのかちゃんと説明しないからだよ。これからは何を買ったのか紙に書いてノリに見せよう」と言ってくれたそうです

正直、自分からはそこまでしてほしくても言えませんでした。「何買ったか教えてよ」って言うと「あなたを疑ってますよ」って言ってるように思えて

でも実際はめちゃくちゃ疑ってました。「ゲストをもてなすのに必要なもの以外も買ってるんじゃないか」とか「どんどん要求がエスカレートしていくんじゃないか」とか

「こんなに良くしてもらってるのに、お金は要求される。…ってことは、良い人を装って利用しようとしてるだけなんじゃないか」とか

一旦信頼できるかもと思った人に疑いを感じると、すごく嫌な気持ちになるんですね。「騙されちゃいけない」という疑心暗鬼と「なんで信じてやれないんだ」という自己嫌悪

でもそれでぼくが嫌な気持ちになっていたことは、彼女たちにも伝わってたようです。ホストマザーは説明しながら泣いてました

「私たちは農家だから収入は天候に左右されるの。最近雨季なのに全然雨が降らないから野菜が育たないし。でもお客さんはちゃんともてなしたいの。お客さんをおもてなしすると神様が恩恵をくださるから」

前提を疑え

ぼくにとって「他人にお金を要求すること」は「悪」でした。そんな行動は避けなければいけないという大前提

だから、お金が少ししかないなら、出来る範囲でゲストをもてなしてくれればいいと思ってました

お金 おもてなし

でも、ホストマザーにとっては「ゲストをもてなすこと」が最優先事項でした

だからぼくにお金を頼んででも、ゲストに喜んでもらえるようちゃんとした食事を提供したかったんです

お金 おもてなし

それに気づかずに「お金を要求してくるなんて、ほんとは悪い人かもしれない」と疑ってしまった

けど、そもそも「お金を要求する」=「悪」というのはぼくの固定観念でしかないんです

だからぼくは彼女の「優しいしもてなしてくれる=良い人」「でもお金を要求する=悪い人」っていう二面性に苛まれてしまいましたが、全然矛盾してなかったんです

お互い違う環境で育ってきたんだから、価値観が違うのは当然のこと

こう言ってしまうと月並みですが、自分にとっては当たり前だった前提が、相手にとっては当たり前じゃないこともあるんですね

「前提を疑え」というのが今回の教訓です

今後のお金のやりとり

なので今後は、ぼくがホストファミリーにお金を渡して、その分をゲストからぼくがもらう形にしようと思います

ホストファミリーはゲストからお金を受け取りたくない

ゲストは「お金を払わないと悪い」と言う人が多い

そしてぼくも損したくないw(みなさまからの税金で暮らしておりますゆえ…)

三方良しとなるこの形式がいちばん丸く収まるかなと思うので、当面これでやっていきます

こういう経験をしたかった

ぼくはこの青年海外協力隊でこういう経験がしたかったんです

いままでボランティアや社会貢献活動をちょこちょことやってきましたが、表面的なことしか分かっていないような気がしてました

でも今回、ホストファミリーを疑って、モヤッとした気持ちになって、話し合って、お互い泣きそうになるほど心が揺れました

これはきっと、この場所に住んで、お互いを知って、表面的でない関係に踏み込めたからこそ起きた出来事だと思います

わりと悩みもしましたが、おかげで大切なことを学ばせてもらいました

これからはより一層仲良くなれる気がしています

次のホームステイも楽しみです

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]