ルワンダノオト

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ルワンダの結婚式に参加してみたらなかなかのカオスっぷりだった

time 2016/07/17

ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

ルワンダで二回目となる結婚式に参列してきました。

カオスな式の様子をお届けします。

神父さんの「娘」

結婚したのは、うちの大家さんであり隣人でもある神父さんの娘さん。

ただ、「娘」とは言っても実の娘ではなく、実際は姪にあたるそうです。

「彼女は兄弟の子どもだ」と言いながらも「my daughter」と呼ぶので、「それってdaughterじゃなくて、nieceじゃない?」と言ったら「彼女はジェノサイド(虐殺)で親を亡くしていて、私が父親代わりなんだ。だから本当の娘じゃなくてもmy daughterなんだよ」と言っていました。

ルワンダの家庭ではきっとこういうケースがたくさんあるんだろうなと考えさせられます。

そんな娘さんから頂いた招待状。
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ぼくはこの娘さんに一度しか会ったことがありません(娘と神父さんは別々に住んでいる)。

それでもこうやって招待してもらえるので、ルワンダの結婚式は比較的参加しやすいものなのかも(前回は語学学校の先生同士の結婚式でした)。

結婚式スタート!のはずが…

神父さんの車に乗せてもらって会場入りしたのが午前8時。

会場は新婦側の親族の家。外にテントが張られ、椅子が並べられています。

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意外と音響機器もしっかりしています。

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DJとセカンダリースクールの先生が仕事だというお兄さん

9時になりました。神父さんに誘われて、新婦側の席へ。

対面する新郎側は、誰一人来ていません。大丈夫か。

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会場が斜面でしんどかった。

神父さんがぼくのことを気遣って、英語の話せるおじさん(40代後半の会社経営者)を紹介して隣に座らせてくれました。

10時。新郎側、相変わらず誰も来ません。

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隣のおじさんと「サムライとかニンジャって日本のマーシャルアーツでしょ?どうやって会得するの?」という話で盛り上がる。

「小学校でサムライの授業があってね…」とボケてみたものの、「へーそうなんだ」と普通に受け入れられそうになったので慌てて否定する。まじか。

11時。いまだ来ず。

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「ニンジャって何十mもある高い木から飛び降りたりしてすごいよね。どうやってトレーニングしてるのかな」と目を輝かせるおじさん。

どうしても忍びの術を学びたいよう。

12時。いまだ来ず。

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どうやら首都キガリで行われている国際会議の影響で、道路が封鎖されて遅れているとのこと。

あまりにも暇になったからか、被り物をかぶって陽気に踊り出したおじさん(ニンジャのおじさんとは別の人)。

しばらくして他のおじさんに「砂ぼこりが立つからあっちに行ってろ!」とガチ怒られし、しょんぼりして帰って行きました。カオスw

12時半。ようやく新郎側も来ました!3時間半遅れでスタート。右の人は新婦側から出されたMCさん。

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両家の長老的な人ふたりが出てきて、掛け合いをするのがルワンダの結婚式の習わしです。IMG_20160716_123541

MCもこのおじさんたちもそうですが、こういう場に出てくるルワンダ人はほんとにおしゃべりが達者で、延々としゃべっているのでいつも感心させられます。

まずは新郎側が遅れた事情を説明。さすがのルワンダ人の中にも「まだ来ないの?」と言っている人がいましたが、それでも誰一人怒る人はいませんでした。

日本だったら「結婚式に3時間以上遅れてくるような親族とは結婚できるか!」と怒られそうですよね。

そこから両家の掛け合いがスタート。詳細は地域によって変わるそうですが、基本的な内容は「嫁にやるのにふさわしい相手かどうか」を議論するというものです。

新婦側からはおばあちゃんを立たせて「うちにはこんなに歳を重ねた女性もいるのになぜ若い女を選ぶのか?」という笑って良いのかよく分からないルワンダンジョークが炸裂。会場爆笑。

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おばあちゃん恥ずかしそう。

新郎側から同年代のおじいちゃんが引っぱり出されてくっつく。和解。

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なんだこれ。

それからプレゼントの贈呈。お酒のほか、クワやジェリー缶(水を入れる容器)など、ルワンダの生活には欠かせないものが新郎側から新婦側へ送られます。

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ジェリー缶の投げ合い。

似たような衣装を来た男性が6人が出てきました。

この中から本物の新郎を選ぶというくだりです。が、今回はいきなり新郎が名乗りでて終了。時間の都合上カットされたようです(もっと削るとこあっただろ)。

こんな感じの小芝居が1時間ほど続いて、ようやく花嫁が登場。この写真の人たちは花嫁を先導するプレゼント係。

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指輪の交換。これが新郎新婦です。

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“Amazina y’inka”(ウシの名前)という歌。これで新婦側にプレゼントするウシが素晴らしいものだということを示すんだとか。

さっき怒られてたおじさん再登場。すでに見ているのでネタバレ感が半端ない。

牛飼い役が登場して、

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ようやくごはんタイム!すでに2時半になっているのでお腹ペコペコです。

料理はルワンダでよくあるビュッフェ形式ですが、自分で取れるのは新郎新婦の付き人(プレゼント係)や親族の偉い人たちだけです。

ぼくも外国人だからか偉い人扱いだったので、自分で好きなだけ盛れました。

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お米(ケチャップで味ついてる?)、フライドポテト、イビトーチ(食用バナナ)、グリンピース、肉、サラダなど。

それ以外の人たちは、アルミのパックに入れられたお弁当のようなものが手渡されていました。

ごはんを食べていたらいつの間にかいなくなっていた新郎新婦。

最後に神父さんがお祈りをして、セレモニー終了。

この時点で午後3時。

ルワンダの結婚式流れ

実はこの後、教会でミサをやって、さらにそのあと会場を移してパーティが開催されるので、これで3部構成のうち第1部が終ったに過ぎません

「ルワンダの結婚式は終わるのが夜中になることもある」と神父さんが言っていたのも納得です。

とにかく長い!

今回参加したセレモニーは”dowry”と呼ばれており、英語で「(新婦の)持参金」という意味。だからジェリー缶やウシなどを贈り合っていたんですね。

ぼくはこの時点でぐったりしていたので、そそくさと退散しました。隣にいたおじさんも2時になって「別の用事があるから」と出て行っていたので、途中入退場もアリみたいです。

8時から3時まで計7時間いて相当しんどかったので「ルワンダの結婚式はもういいかな…」と思いましたが、来週の土曜はうちの警備員の結婚式に招待されてるんでした…。

次は顔だけ出して、おめでとう言って、一瞬で抜けて来よう…。

とは言え、他国に溶け込もうと思ったら、こんな風に現地の文化を身をもって知るのはとても大事なことですよね。

貴重な体験が出来ました。

翌週に自宅の警備員の結婚式(ミサ)に出席した様子はこちらの記事で。

タケダノリヒロ(@NoReHero)

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タケダノリヒロ

タケダノリヒロ

1989年生まれ。16年1月より青年海外協力隊としてルワンダで活動中。コミュニティ開発隊員として水問題に取り組みながらブログ更新してます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]

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